映画「おくりびと」の感動と違和感パート2

映画における葬儀の描写は素晴らしく、実際の現場とほぼ同じだと思います。ニューハーフの納棺シーンは、さすがに実際にはありませんでしたが、ほかの葬儀、納棺のシーンは、全く納得出来るものでした。何より、本木氏、広末氏、山崎氏の演技が素晴らしいのに加え、酒田市の美しい映像と久石譲の音楽が圧倒的でした。葬儀の際のヒューマニズムの描写は見事でした。最後に父親を納棺する際、故人が石を握り締めていたときは、涙がとまりませんでした。このような素晴らしい映画でしたが、どうしても2点だけ引っかかる箇所がありました。本木氏が葬儀屋になったと妻に告げたとき妻が「汚らわしい」と言って逃げたシーンと、広末氏が言った納棺師だと「子供が学校でいじめられる・・・」のシーンです。現在、葬儀や納棺を生業とする人でも、こんな事言われた人は少ないのではないでしょうか。葬儀に関わっている自分たちがそんなふうに思われている様で、どうしても違和感の残るシーンでした。

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2012年2月27日 | コメント/トラックバック(0)|

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映画「おくりびと」の感動と違和感パート1

2008年葬儀を題材にした映画、「おくりびと」が上映されました。当初は、それほど注目されませんでしたが、第81回アカデミー賞映画賞を受賞しいっきに注目されました。
映画化されたエピソードは、俳優の本木雅弘氏が葬儀の小説を読まれたのが始まりだったようです。青木新門氏が書いた「納棺夫日記」は、納棺夫をされていた青木氏が葬儀の際の思い出や感想を小説にしたものです。ちなみに、実際の映画と納棺夫日記の内容はまるで違います。関東地方に住む人は、ぴんときませんが、地方の葬儀では、場所にもよりますが、納棺夫が納棺と化粧、着せ替えをします。(もちろん、女性の方もいらっしゃいます)
葬儀では、現世でのしがらみを清め、四十九日の旅に出られますから、旅支度をするのです。東京地方では、バスタブを持参し、実際に入浴してもらう湯灌も増えてきたようです。
バスタブに寝かせ、体を洗い、頭にシャンプーをして、手足の爪を切ってくれます。あまり、見る機会はありませんが見れば感動する事でしょう。

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2012年2月26日 | コメント/トラックバック(0)|

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