外国の方の葬式の始まり

日本で亡くなる海外の方も想像以上に沢山おられます。また、海外で亡くなる日本人もいらっしゃいます。外国の方が亡くなった場合、しかるべき場所に安置した後に決めなければいけないのは、日本で火葬し帰国するか、お体のままで帰国するかです。お体の場合、かなり高額な料金が発生します。日本に伴侶がいればその方の経済状況で選択しますが、遺族が不在で友人等しかいない場合あまり料金は掛けられません。お体での帰国の場合、帰国してから葬式になるのでエンバーミングが必要になります。エンバーミングはご遺体を長期保存する特殊技術で体から血を抜き、代わりに薬品を入れます。日本ではあまり馴染みがないので、東京でも施術できるのは数箇所しかありません。大使館の方に死亡を確認頂き、帰国とフライトに必要な書類を発行して頂きます。その後、納棺し必要な梱包をします。フライトに備え航空会社とも何度も確認作業をし、現地での受取者とも連絡をします。

エンバーミングの料金は湯灌より高額で、フライトの費用もかなりの高額になります。柩の料金も含め葬儀社も大使館に行ったり、役所に行ったりで何日も動くのでそれなりに費用が掛かります。遺族がいない場合、火葬するのが経済的にはベストですが、キリスト教徒の場合、最近は火葬が増えたとはいえ、お体で葬式をするのが一般的です。また、キリスト教では火葬が煉獄と捉える場合もあるようです。葬儀社としても、宗教上、お体で帰国させて欲しいとの依頼があった場合、取りあえず、友人達より料金を頂き、残りは海外の遺族に後日払って頂く約束をしても、なかなか上手くいかない状況もあります。
日本人が海外で死亡した場合、通常、保険の適用になる事が多いのですが、日本で亡くなる方の多くは仕事で来ているので、保険には入っていないのが現状です。
お金が無いからお世話できないと言えない部分も葬儀社にはあるので、やはり、普通の仕事とは少し違うかも知れません。

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2012年6月30日 | コメント/トラックバック(0)|

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先祖供養

ご先祖様を供養する時、必ず様を付けます。「先祖」と呼び捨てにする事はあまりありません。日本では、大昔から自分の起源を尊敬していた証拠だと思われます。葬儀のあと、四十九日、一周忌と回帰法要がありますが、三十三回忌若しくは、四十九回忌を迎えると、弔いあげになり、本位牌は、お寺に納め先祖代々の霊の位牌に移ります。弔いあげ後は、ご先祖様となる為、全てのご先祖様と一緒に供養します。夏になると、お盆の供養があります。仏教では、盂蘭盆会の略だと云われていますが、仏教にはない習慣もあるので、古来の風習と仏教が合体したのではないかと云われています。東京周辺では、7月15日、他の地方では、8月15日に行われる事が多いようです。お盆の前には、わらで迎え火を焚き後には送り火を焚きます。提灯を飾り、精霊棚を作り、お供物を捧げご先祖様を供養します。提灯では鮮やかな岐阜提灯が有名ですが、新盆を迎える家は、柄の無い白い提灯を飾ることも有ります。精霊棚には、きゅうりの馬と茄子の牛を飾ります。きゅうりの頭を自分の家の方へ向け、茄子の頭は外に向けます。ご先祖様が馬に乗り一刻も早く帰ってきて欲しいとの願いと、歩くのが遅い牛に乗り出来るだけゆっくり戻って欲しいとの気持ちの現れです。お盆の行事は、地方によって様々ですが、盆踊りは、殆どの場所に在ると思います。昔の盆踊りは、寺社の境内で踊り、ご先祖様や亡者の供養の為踊りましたが、最近では、商店街や学校で行われています。沖縄の有名な踊りエイサーも盆踊りのひとつと云われています。このように、お盆の行事の全てが供養なのです。お盆になると、家を離れた家族も帰省し、楽しみながらご先祖様を供養するのですから、なんて素敵な行事なのでしょう。 

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2012年6月26日 | コメント/トラックバック(0)|

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