仏教における葬儀

現在の日本で葬儀を執り行う場合、殆どの方が仏式葬儀をされていると思われます。
仏教の各宗派の中では、主に6つに分けられると思われます。内訳は、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、曹洞宗(臨済宗)、天台宗、真言宗です。ここからさらに分派しますが、この6つの宗派の教義は概ね同じです。葬儀の中で僧侶は亡くなった人に対し、成仏させる為の儀式をおこないます。日蓮宗と浄土真宗以外の宗派は、仏弟子となるべく授戒し引導をわたします。浄土真宗では、亡くなった方は全て阿弥陀如来が救ってくれるので、引導の変わりに表白(ひょうびゃく)をおこないます。また、葬儀では浄土真宗に触れる聞法の場とされています。日蓮宗では、法華経を護持することで既に成仏しているので、授戒はおこなわない事が多い様ですが、中にはおこなう地方もあるようです。

さらに、葬儀の中で戒名(法名)を僧侶より頂きます。(生前に頂く方もいます)良く、戒名は、一文字でうん十万円とかいわれますが、実際には院号が最初に書いてある9文字になるか、信士、信女、居士、大姉のどれかが最後に書いてある6文字になります。(浄土真宗では、通常、最後の信士等の文字は無い事か多い)お布施(戒名料とは言いません)としては、25万〜100万円になるようですが、お寺との付き合いや貢献度、先祖の戒名のランクで変わります。以前までは、戒名の料金を聞いてもなかなか具体的に教えて頂けませんでしたが、最近では教えて頂ける様です。また、先祖が立派な戒名を持っていると、相応という事で同じランクになるので、金銭的に厳しい場合は率直に相談する事をお勧めします。中には、院殿号という最上位のランクもあり、墓地の大きさで戒名料が決まる場合もあります。
葬儀が始まると、各宗派の作法に則っておこなわれます。経文の種類、鈴や木魚の種類、焼香の回数、線香の作法等が違いますが、最終的には故人を成仏させるためにおこなうのが仏教の立場です。

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2012年7月30日 | コメント/トラックバック(0)|

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直葬による死生観の変化

近年、未成年による残酷な事件を耳にする事が多いと思います。事件を起こした子供達は、死に対するリアリティーを感じていないのかも知れません。直葬をおこなった際、祖父母の葬儀に参加した子供達は、死をリアルに感じるのでしょうか。通常の葬儀であれば、湯灌の際、故人に触れ、人が亡くなるとこれほど冷たくなるものかと実感し、皆が故人の思い出を話し泣いているところにいれば、人の命の重みと、死というものがどれ程残された人に悲しみを残すのが実感できるかも知れません。若しかしたら、極端な考えですが、直葬の死とゲームの中の死は同列なのかもしれません。葬儀は、非日常の世界です。先人達は、葬儀の非日常性を強調していました。布団の逆さ掛け、着物の左前、逆さ屏風、逆さ湯、逆手で持つ桶、ご飯にお箸を立てるなどです。葬儀が余りにも日常に近くなると、特別な行事をしている認識は薄れます。直葬を否定するものではありませんが、子供達が参加する場合、少し注意しておこなうのが良いかもしれません。

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2012年7月26日 | コメント/トラックバック(0)|

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