直葬の費用

直葬の費用は葬儀社、場所によって様々ですが、料金は以前に比べ下がっています。
10年程前は20万円~25万円だった料金が、現在では15万円~20万円だと思われます。
料金が下がった理由としては、葬儀における直葬の割合が増えてきたことにより、葬儀社も直葬をPRして受注しなければ厳しい状況になってきたからだと思われます。また、直葬をおこなう場合、祭壇は必要なく寝台車も外注にしてしまえば、事務所があれば葬儀社をオープン出来るので、直葬専門の葬儀社も出来た事により、競争が激化しているのも理由でしょう。
以外に思われるかもしれませんが、葬儀社を開業するのには特別な許可は必要ありません。法人登記し看板を掲げれば誰でも開業できます。数十年前には、直葬専門の葬儀社が出来るとは思いもよらない状況でした。最近では、直葬センターという看板を見ますが、何か物流の会社のようで違和感があります。直葬は、葬儀と違い特別な知識や葬具も必要ないので、今後は遺族が自分達で直葬をする形も出てくる様な気がしましたが、これ程料金が下がると自分でおこなう場合と大きな差はないので、遺族でおこなう直葬は発生しないと思われます。
いずれにしても、直葬の割合が増え呼び方も死に結びつかない様な状態では、死生観が変化し死が軽くなるようで危機を感じます。

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2012年11月25日 | コメント/トラックバック(0)|

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直葬という言葉

葬儀の中で直葬の割合はどの位あるのでしょうか?
正式なデータはありませんが、東京で15%~20%といわれています。地域によっても違いがありますが、直葬の割合は年々増えていると思われます。
直葬という言葉ができたのは、この5~7年前だと思われます。それまでは各葬儀社がそれぞれの名称で呼んでいましたが、やがて直葬に集約されたようです。
直葬と聞くと葬儀の形式のひとつだと思われますが、厳密には葬儀ではありません。病院から火葬場の安置室に行き、通夜、葬儀をする事なく荼毘に付されます。儀式的な事はしないので、本来、直葬という言葉は当てはまらないと思われます。
あえていうと、「火葬のみ」や「火葬だけ」ではないでしょうか。火葬のみというと少し雑な印象がありますが直葬と言われると葬儀の形のひとつだと思われます。直葬がこれほど増えた原因は沢山ありますが、直葬という言葉が生まれたのがひとつの原因かもしれません。
例えば、万引きという言葉は、気の迷いで物を取ったとか、若い人が調子に乗ってしてしまったというイメージがありますが、実際には窃盗です。万引きという言葉が無く、窃盗とか泥棒とかの言葉であればもう少し減るかもしれません。
直葬という言葉は既に定着しているので無くならないと思いますが残念でなりません。

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2012年11月17日 | コメント/トラックバック(0)|

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一日葬の今後

一日葬という葬儀は、葬儀社が作り出した新たな葬儀形態です。10年位前から少しずつ増え、ここ数年で一般的になってきました。
遺族からの要望として、

・参列者には来て欲しいが対応で疲れてしまいそうなのでなんとかならないか?
・金銭的に余裕が無いので少しでも費用を減らしたい。
・直葬では余りにさみしいが、通常の葬儀程盛大には送りたくないので、何か良い方法は無いのでしょうか?
・遺族の仕事が忙しいので日程を短縮できないか?

以上のような要望を実行する中で需要の多さに気づいた葬儀社が、ワンデーセレモニーとして提案する様になりました。葬儀費用の面では、通夜の参列者用の料理が無いので、その分安くなりますが、式場費、お寺へのお布施等は通常と変わりません。
葬儀の文化は、長い歴史の積み重ねの結果として現代に継承されてきたものです。仏教、神道の葬儀も通夜と告別式の儀式があって本来成立するものです。通夜の料理にも意味があり、故人の前で飲食をし、思い出話をして騒いでも起き上がらないので、本当に亡くなったと実感する為の行事という言い伝えが有り、故人の思い出話を沢山する事が供養になると云われています。葬儀文化を余りに削ると、死に対する感情が希薄になり、葬儀が非日常では無くなってきます。死には、悲しみ、畏怖、尊敬、悔恨等の感情が有り、それにけじめをつけるため葬儀文化が継承されてきたと思います。
一日葬は、現代人にマッチした状況ですが、ある程度は広まっても歯止めがかかるように思われます。葬儀社も安易に一日葬を勧めるのは考えなければいけない時期ではないでしょうか。

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2012年11月5日 | コメント/トラックバック(0)|

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一日葬の葬儀の流れ

一日葬には、決まった進行はありませんが、ここでは、通夜に遺族・親族の近しい人だけが集まり、葬儀・告別式には参列者が来られる一日葬の流れを案内いたします。
通夜の日の夕方、遺族と近しい親族が斎場に集合し順に焼香をして、故人とそれぞれゆっくりお別れをします。その後、食事をしてその日は解散になります。参列者への案内には通夜は身内だけでおこなうので、告別式への参加を案内しますが、中には通夜に来る可能性もあるので、完全に身内だけで送りたい場合は、通夜はおこなわないと通知するのが良いかも知れません。
葬儀・告別式は通常の葬儀と全く同じで、お寺の読経の中、遺族より焼香をし、弔電、お別れのお花入れ、遺族挨拶、出棺、火葬となります。
一日葬をおこなう場合、注意しなければいけない葬儀形態があります。仏教の場合、葬儀の日の読経で引導の儀、戒名授与等をおこなうので、葬儀だけでもお寺が納得してくだされば良いのですが、神道の葬儀の場合、通夜に御霊遷しの儀をおこないます。御霊遷しの儀は真っ暗な中でおこない祭壇の電気も消しますが、葬儀の日は日中なので暗く出来ません。明るい中での御霊遷しは教義としてはおかしな状況です。神道で一日葬をおこなう場合、良く検討することをお勧めします。

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2012年11月4日 | コメント/トラックバック(0)|

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一日葬の定義

近年、一日葬(ワンデーセレモニー)という葬儀形態を良く耳にするようになりました。一日葬とは、その名の如く葬儀を一日だけおこなうものです。通常、葬儀は通夜と葬儀・告別式の二日間おこなうものですが、忙しい現代人の状況を反映し葬儀だけをおこなうものです。通夜に付いては主に2つの流れがあるようです。通夜は全くおこなわず、遺族・親族も来ない場合と遺族・親族の近しい方だけ集まり、故人とゆっくりお別れをする場合です。この場合、通夜にお寺から読経を頂くか、お寺も呼ばないかは遺族が決めますが、気を付けなければいけないのは、菩提寺の場合お寺の意向が優先される事です。また、地方からうるさ型の親戚が来た場合、読経のない通夜に苦言を呈される可能性もあるので、事前に話をしておく必要があります。
また、式場の利用料金は、一日だけの利用でも2日分必要です。告別式の朝に準備することは難しいので、何れにしても前日からの支度になるからです。
遺族としては、故人との最後の夜をゆっくりと過ごす事が出来、経済的にも通夜の食事料金を軽減出来る事から、東京を中心に浸透してきた様です。葬儀の形態の中の直葬が急激に増えてきましたが、あまりにシンプル過ぎるとの理由で一日葬を選択する遺族が増えたのも一日葬が一般的になった理由の様です。

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2012年11月3日 | コメント/トラックバック(0)|

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神葬祭の祭壇

神葬祭で利用する祭壇は、仏式葬儀とは大きく違います。白木の祭壇の一番上に神輿を置き、その前に鏡(御神体、八咫の鏡)を置き、祭壇の両脇に大榊を一対置きます。大榊には、五色旗を掛け、片側に剣(草薙の剣)、反対側に勾玉(八尺瓊勾玉)この3つを三種の神器といい、天皇陛下がお守りしている神器のレプリカです。三種の神器には、それぞれいいつたえがあり、神が宿る依り代とされています。八咫の鏡と八尺瓊勾玉は、天照大神の天の岩戸に隠れた説話から生まれたものです。草薙の剣は、別名、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)といい、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したときに尻尾から出てきた剣です。五色旗は、緑、赤、黄、白、紫の色で、中国の陰陽五行からきたもので、森羅万象と方位をあらわしたものです。

仏教の位牌に代わる霊璽と遺影写真を置き、お供物を並べます。お供物の事を神饌といい、正面に酒、米、水、塩を置き、水は毎日交換します。他の神饌としては、幣帛、玉子、鏡餅、菓子、魚、水菓子(果物)、野菜、乾物等です。神饌は、三方の上に半紙を引きその上に載せます。神饌や榊を置く台を案といい、案の下には真菰(まこも)を敷きます。
天井からは、水引幕を取り付け、紙垂としめ縄を取り付けます。水引はあの世とこの世の境を表したものとも、神聖な場所を区切る境ともいわれています。
お柩は、本来、祭壇の後ろに安置しますが、最近では、神職の許可の下、祭壇前に安置する事も多いようです。
神葬祭は、明治時代の政府による廃仏毀釈運動により見直され、以後、一般にも広がってきた葬儀の形態です。

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2012年11月2日 | コメント/トラックバック(0)|

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神道の葬儀の流れ

神道でおこなう葬儀を神葬祭といい、仏教でおこなう葬儀とは違った流れになります。
故人を自宅に安置した場合、通常北枕でお寝かせし、胸元に守り刀を置きます。神棚があれば半紙で前面を覆います。(五十日祭終了後、半紙をとります)枕机を置き、米、酒、塩、水、その他の供物をお供えします。仏教であればお線香をあげますが、神葬祭では、お香は利用しないので、通常は榊をお供えし供養とします。
納棺の儀では、始めに湯灌をおこない現世の穢れを洗い清めます。狩衣(かりぎぬ)を着せ、納棺後、男性であれば胸元に笏を置き、烏帽子を被るか近くに置きます。女性の場合は扇子を置きます。

仏教の通夜にあたる儀式は、通夜祭、遷霊祭といいます。式をおこなうのは神社から派遣された神職で他に雅楽を奏でる人が数名来られます。祝詞(祭文)を奏上し、電気を全て消し、遷霊祭(御霊移しの儀)をおこないます。故人の魂を霊璽という白木の箱に移す儀式で、仏教であれば、戒名ですが、神葬祭では、男性の場合、○○大人(うし)の尊、女性の場合○○刀自(とじ)の尊となります。○○には業績や人柄等が反映されます。祭文は仏教の引導文と違い故人の業績や人柄を分かり易い言葉で読み上げるので感銘を受けるでしょう。遺族を含めた参列者は、榊に紙垂を付けた玉串を祭壇にお供えします。玉串奉奠といい、通常は、二礼二拍手一礼(しのび手といい音をたてない、音をたてる事を拍手といいます)の作法でお辞儀をします。
翌日の葬儀は、葬場祭といいます。神職が祝詞を奏上し参列者が玉串奉奠をします。弔辞、弔電、お別れのお花入れは仏式葬儀と同じです。
火葬祭では、やはり、祝詞を奏上し玉串をお供えします。
神職は、大祓いという大きな榊に紙垂をつけたものを持ち、参列者や玉串、霊柩車等をその都度祓い穢れを清めます。

自宅へ戻った際は、玄関、立ち会った人に塩を撒き、部屋の祭壇に遺骨を安置します。
仏教の初七日にあたるものを十日祭といい、四十九日を五十日祭といいます。
また、仏教の食事を精進落としといいますが、神葬祭では直会(なおらい)といいます。
また、神葬祭では、数珠を使用しないので、持参しないように注意が必要です。

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2012年11月1日 | コメント/トラックバック(0)|

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