香典返し

現在、香典返しには2つの方法のどちらかを選択する場合が多いようです。

即返しという方法は、通夜、告別式の両日で、殆どの方の香典返しを終わらせてしまう方法です。参列者の香典額の平均は5千円位が多いので、葬儀の日に2千円~3千円位の商品を渡し会葬礼状と香典返しの礼状を渡します。この場合、参列者の殆どの方の香典返しは終了するので、四十九日の忌明け後に香典返しを送るのは、1万円以上の方のみになります。
もう1つの方法は、従来の方法で、忌明け後に香典の金額の3割から5割の商品を送る方法です。この場合、商品が届く日は、四十九日法要をおこなった次の日から2、3日後に設定します。神道の場合は五十日祭後、キリスト教の場合決まりはありませんが一ヶ月後位になります。

従来の方法では、葬儀の日に会葬御礼を渡し、後日香典返しを渡すので結果的にお返しの総額が高額になります。例えば5千円の方の場合、会葬御礼で千円、香典返しで2千5百円、場合により送料が発生します。結果、通夜料理を入れると、頂いた金額の同程度を返す事になります。忌明け後であれば、色々な商品が選べるという意見もありますが、2千円~3千円の商品の種類は少なくやはり、お茶や海苔になる事が多いようです。
金額的な事を考えると即返しですが、従来の習慣を尊重するのであれば後返しになると思います。

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2012年12月30日 | コメント/トラックバック(0)|

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区民葬について

区民葬という葬儀の形式があります。東京都23区にお住まいの方であれば、どなたでもご利用になれる葬儀です。

区民葬という名前が付いているので、区から補助が出るようなイメージがありますが補助の類はありません。内容としては、区役所へ行きチケットをもらいそのチケットを葬儀社に渡します。チケットは、祭壇と柩、霊柩車、火葬料、骨壷の4種類有り、それぞれランクがあります。また、火葬料と骨壷は民間の火葬場を利用した際の割引チケットなので、公営の火葬場を利用した場合は必要ありません。祭壇と柩には3種類のランクがあります。祭壇は金襴4段、柩は桐八分棺のAが、247,800円、祭壇は白布3段、柩は桐六分棺のBが、130,200円、祭壇が白布2段、柩が桐プリント合板のCが95,550円です。他に、焼香道具、遺影写真、ドライアイス、人件費等は別途で必要です。B,Cの祭壇は小さいので自宅向きでAの祭壇は金襴祭壇という最近ではあまり見ない祭壇です。Aを選んだ場合は、葬儀社のオリジナル祭壇セットより割高になる場合が多いので注意が必要です。自宅で家族葬をおこなう場合は、BとCのチケットは良いと思いますが、細かい物は含まれてないので別途、料金が発生します。柩の桐六分棺やプリント棺は現在使われていません。葬儀社も区への登録葬儀社のみが取り扱える制度です。

区民葬は、数十年前に出来たものが改訂されていないので、少し利用為難い制度になってしまいました。

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2012年12月29日 | コメント/トラックバック(0)|

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香典袋の種類

香典袋の表には様々な文字が書いてあり、葬儀の種類により変わります。葬儀の際、一般的なのは、「御霊前」です。御霊前は仏教の殆どの宗派で利用することが出来ますが、浄土真宗は、霊の存在を認めない(亡くなったら直ぐに仏様の所へ行かれる)為「御仏前」と書くのが正式です。しかしながら、通常仏教の宗派を確認して葬儀に参加する事は希なので、御霊前でも問題ありません。四十九日の法要の際に渡す香典は、「御仏前」になります。これは、七七日の旅が終わり仏様の浄土に着いて自身も仏になったからです。

神道やカトリックの葬儀でも御霊前で基本的には問題ありませんが、神道では、「御玉串料」「御榊料」、キリスト教は、「御花料」と書いても大丈夫です。キリスト教では、「御ミサ料」というのも耳にしますが、御ミサ料は葬儀後、遺族が教会に対するお礼として渡す袋に書きくので香典とは違います。
また、文字は薄墨で書くとされています。これは、訃報に接し悲しみの涙で墨汁が薄くなってしまったとの故事に由来しています。その事から慶事で薄墨は使用しません。

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2012年12月28日 | コメント/トラックバック(0)|

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年末年始の葬儀事情

年末年始は、何かと慌ただしい時期ですが、ご不幸はそのような事に関係なくおこってしまいます。私も大晦日に宿直をした経験は何度となくありますが、ご不幸がおきなかった事は一度もありませんでした。もちろん、お迎えに伺うのは病院ですからお医者さんも看護師さんも仕事をしていらっしゃいます。中にはご自宅で急死される方もいらっしゃいました。その場合は、警察も出動します。大晦日に仕事をしているのは、飲食店の方以外にも実は沢山いるのです。

斎場や火葬場は12月29日位から1月5日位までは休業になるところが殆どです。年明けの火葬場は12月25日位から予約が始まるので斎場が休みの時にご不幸がおこってしまった場合、年明けの予約が10日位になるのも希ではありません。そうなると通夜の日まで10日以上待つのも当たり前です。自宅に故人をお連れしても10日以上寝かせておくのは冬場とはいえ厳しいので、斎場の霊安室へ安置させたいのですがこちらもいっぱいで空き次第の順番待ちになります。
年末にご不幸がおこってしまった家族には同情を禁じえませんが、少しでも負担が軽くなるよう精一杯お手伝いをしていました。

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2012年12月26日 | コメント/トラックバック(0)|

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戒名の種類

仏教で葬儀をおこなった場合、僧侶から戒名を頂く事が多いと思います。中には、生前に戒名を頂く方も希にいらっしゃいます。基本的な考え方としては、授戒し仏弟子になって浄土へ旅立つという発想です。戒名の中身は、院号、道号、法号、位号に分かれています。院号が付くと9文字になり、付かないと6文字になります。位号にも種類があり、男性であれば、信士、居士、女性では信女、大姉等があります。希に院殿号があり、○○院殿という戒名になります。真宗、浄土真宗は戒名と呼ばず法名と呼びます。初めに釋が付きその後法号が2文字付きます。位号は無く、院号を付けることも希です。初めに釋を付けるのは、故人は全て釈尊の仏弟子になったとの意味からです。日蓮宗は法号と呼び男性では日、女性では妙の文字が入ることが一般的です。浄土宗は初めにキリーク(阿弥陀如来を表した梵字)が付くことが多く、真言宗は初めに梵字のアを書く事が多いようです。

他にも、禅定門という名前が付くこともあり、沢山の種類があります。戒名に対するお布施も様々で数十万円~数百万円です。以前は、僧侶にお聞きしても具体的な金額は教えていただけませんでしたが、最近では具体的に教えて頂ける傾向です。お墓の大きさで料金が決まる場合もあり、やはり、院号付きの戒名料は高額になるようです。先祖が院号であると、相応という事で同じく院号が付く事が多いようですが、経済的に厳しい場合、僧侶に相談をする事をお勧めします。

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2012年12月23日 | コメント/トラックバック(0)|

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家族葬の葬儀費用

現在の厳しい経済状況を反映してか、葬儀費用を抑えたいので家族葬を選択する遺族もいらっしゃいます。葬儀費用には、祭壇や柩など葬儀社に支払う費用、式場、火葬、車両等の費用、飲食や返礼品等の接待費、宗教者へのお礼です。この中で、家族葬と一般の葬儀で変わるのは接待費だけです。祭壇の大きさは、小さくても問題無く、車両は火葬場併用の式場であれば必要ありません。式場は広いにこしたことはありませんが、火葬場併用の式場は同じ大きさの場合が多い様です。
料理は必要ですが、弔問者の滞在時間は短いのでそれ程沢山は必要ありません。返礼品は使用分だけの精算で香典返しをその場でしてしまえば、後日のお礼は必要ありません。(通常2千円位から選ばれ、高額の方は後日必要)

現実的な話ですが、香典の金額を5千円とした場合、返礼品と料理の合計は4千円位ですから逆にプラスになる状況です。
このように見てみると、利用する式場によっては参列者が来られるのが良い場合もあります。祭壇の大きさは葬儀の規模とは余り関係ありません。また、一般葬儀の場合、祭壇の両脇に供花が出る場合もあるので、供花により祭壇部分も立派になります。
故人の交際範囲が広い場合、ざっくばらんに葬儀社に相談する事をお勧めします。

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2012年12月15日 | コメント/トラックバック(0)|

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当日になって家族葬が通常の葬儀に変更

家族葬をご希望の遺族から葬儀の依頼があり、それが当日、参列者が沢山来られバタバタになった時の話をさせて頂きます。
家族葬が希望という事でしたが、故人の交際範囲はとても広い方でした。若し参列者が来られると大変な状況になるので、訃報は近しい人だけに知らせ、家族葬でおこなう事を必ず伝えて下さいと念を押しました。参列者から問い合わせがあっても、家族だけでおこなう事を伝えて下さいと確認をしました。家族葬用の斎場を手配し、祭壇、料理を決めましたが、遺族には念のため返礼品は沢山用意し(返礼品は使用分だけの費用です)料理も追加させて下さいとお願いしました。

通夜の当日、遺族・親族20名程で始まりましたが、チラホラと参列者が来られ、それから数十分で参列者の数が増えていきました。料理屋さんに通夜振る舞いの料理を追加し、大至急持ってきて欲しいと頼みました。喪主は不安そうなお顔で参列者の焼香に挨拶しています。僧侶の読経も当初は短いとの約束でしたが、この状況では読経中に焼香は終わりません。そこで、僧侶にそっと近づき10分程読経を伸ばして欲しいと書いたメモを見せたところ快く頷いて頂けました。僧侶退場後、喪主が駆け寄り料理の心配を真っ先に聞いてきました。少し待たせましたが、全員に召し上がって頂いた事を話すとほっとした表情になりました。訃報の連絡が徹底できなかったのが原因のようです。こちらも、もう少し家族葬のデメリットを話せば良かったと後悔したのを覚えています。
葬儀後も自宅に沢山の弔問者が見え、対応に大変だったようで、中には何故報せてくれなかったのかと言われた方もいるようです。
やはり、社会的な立場や交際範囲で家族葬を避けたほうが良い場合があるようです。

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2012年12月12日 | コメント/トラックバック(0)|

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直葬の普及と寺社

直葬の普及により最も危機感を感じているのは葬儀社より寺社でしょう。
形が小さくなっても葬儀社は介在しますが、直葬の場合、僧侶が関わるケースは大変少なくなります。火葬炉の前で読経をする場合もありますが、読経の時間は数分~5,6分です。寺社との関わりが少なくなり、檀家が減少していく中で、葬儀での読経、法話で寺社や仏教との関わりを再認識してもらい、お布施により経済的に協力してもらう事で広大な寺院を維持できるのだと思われます。何より、葬儀をおこない読経を頂く事で死というものに対する向き合い方や亡くなったひとへけじめがつくのだと思います。
直葬が普及していく中で死生観が変わり、葬儀の文化が薄れていくことに危機を感じています。しかしながら、寺社でもパワースポットと云われるような場所は人が集まり、やはりお正月には初詣で寺社は賑わいます。その様に考えると葬儀は迷信ばかりだからなくても良いと考えているのとは違うかも知れません。
今後は、僧侶と葬儀社が協力し弔いの文化を守り、気軽に寺院に来てもらうにはどの様にすれば良いのか協力していく事が必要かもしれません。

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2012年12月2日 | コメント/トラックバック(0)|

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