香典袋の種類

香典袋の表には様々な文字が書いてあり、葬儀の種類により変わります。葬儀の際、一般的なのは、「御霊前」です。御霊前は仏教の殆どの宗派で利用することが出来ますが、浄土真宗は、霊の存在を認めない(亡くなったら直ぐに仏様の所へ行かれる)為「御仏前」と書くのが正式です。しかしながら、通常仏教の宗派を確認して葬儀に参加する事は希なので、御霊前でも問題ありません。四十九日の法要の際に渡す香典は、「御仏前」になります。これは、七七日の旅が終わり仏様の浄土に着いて自身も仏になったからです。

神道やカトリックの葬儀でも御霊前で基本的には問題ありませんが、神道では、「御玉串料」「御榊料」、キリスト教は、「御花料」と書いても大丈夫です。キリスト教では、「御ミサ料」というのも耳にしますが、御ミサ料は葬儀後、遺族が教会に対するお礼として渡す袋に書きくので香典とは違います。
また、文字は薄墨で書くとされています。これは、訃報に接し悲しみの涙で墨汁が薄くなってしまったとの故事に由来しています。その事から慶事で薄墨は使用しません。

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2012年12月28日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:葬儀・葬式

年末年始の葬儀事情

年末年始は、何かと慌ただしい時期ですが、ご不幸はそのような事に関係なくおこってしまいます。私も大晦日に宿直をした経験は何度となくありますが、ご不幸がおきなかった事は一度もありませんでした。もちろん、お迎えに伺うのは病院ですからお医者さんも看護師さんも仕事をしていらっしゃいます。中にはご自宅で急死される方もいらっしゃいました。その場合は、警察も出動します。大晦日に仕事をしているのは、飲食店の方以外にも実は沢山いるのです。

斎場や火葬場は12月29日位から1月5日位までは休業になるところが殆どです。年明けの火葬場は12月25日位から予約が始まるので斎場が休みの時にご不幸がおこってしまった場合、年明けの予約が10日位になるのも希ではありません。そうなると通夜の日まで10日以上待つのも当たり前です。自宅に故人をお連れしても10日以上寝かせておくのは冬場とはいえ厳しいので、斎場の霊安室へ安置させたいのですがこちらもいっぱいで空き次第の順番待ちになります。
年末にご不幸がおこってしまった家族には同情を禁じえませんが、少しでも負担が軽くなるよう精一杯お手伝いをしていました。

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2012年12月26日 | コメント/トラックバック(0)|

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戒名の種類

仏教で葬儀をおこなった場合、僧侶から戒名を頂く事が多いと思います。中には、生前に戒名を頂く方も希にいらっしゃいます。基本的な考え方としては、授戒し仏弟子になって浄土へ旅立つという発想です。戒名の中身は、院号、道号、法号、位号に分かれています。院号が付くと9文字になり、付かないと6文字になります。位号にも種類があり、男性であれば、信士、居士、女性では信女、大姉等があります。希に院殿号があり、○○院殿という戒名になります。真宗、浄土真宗は戒名と呼ばず法名と呼びます。初めに釋が付きその後法号が2文字付きます。位号は無く、院号を付けることも希です。初めに釋を付けるのは、故人は全て釈尊の仏弟子になったとの意味からです。日蓮宗は法号と呼び男性では日、女性では妙の文字が入ることが一般的です。浄土宗は初めにキリーク(阿弥陀如来を表した梵字)が付くことが多く、真言宗は初めに梵字のアを書く事が多いようです。

他にも、禅定門という名前が付くこともあり、沢山の種類があります。戒名に対するお布施も様々で数十万円~数百万円です。以前は、僧侶にお聞きしても具体的な金額は教えていただけませんでしたが、最近では具体的に教えて頂ける傾向です。お墓の大きさで料金が決まる場合もあり、やはり、院号付きの戒名料は高額になるようです。先祖が院号であると、相応という事で同じく院号が付く事が多いようですが、経済的に厳しい場合、僧侶に相談をする事をお勧めします。

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2012年12月23日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:葬儀・葬式

家族葬の葬儀費用

現在の厳しい経済状況を反映してか、葬儀費用を抑えたいので家族葬を選択する遺族もいらっしゃいます。葬儀費用には、祭壇や柩など葬儀社に支払う費用、式場、火葬、車両等の費用、飲食や返礼品等の接待費、宗教者へのお礼です。この中で、家族葬と一般の葬儀で変わるのは接待費だけです。祭壇の大きさは、小さくても問題無く、車両は火葬場併用の式場であれば必要ありません。式場は広いにこしたことはありませんが、火葬場併用の式場は同じ大きさの場合が多い様です。
料理は必要ですが、弔問者の滞在時間は短いのでそれ程沢山は必要ありません。返礼品は使用分だけの精算で香典返しをその場でしてしまえば、後日のお礼は必要ありません。(通常2千円位から選ばれ、高額の方は後日必要)

現実的な話ですが、香典の金額を5千円とした場合、返礼品と料理の合計は4千円位ですから逆にプラスになる状況です。
このように見てみると、利用する式場によっては参列者が来られるのが良い場合もあります。祭壇の大きさは葬儀の規模とは余り関係ありません。また、一般葬儀の場合、祭壇の両脇に供花が出る場合もあるので、供花により祭壇部分も立派になります。
故人の交際範囲が広い場合、ざっくばらんに葬儀社に相談する事をお勧めします。

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2012年12月15日 | コメント/トラックバック(0)|

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当日になって家族葬が通常の葬儀に変更

家族葬をご希望の遺族から葬儀の依頼があり、それが当日、参列者が沢山来られバタバタになった時の話をさせて頂きます。
家族葬が希望という事でしたが、故人の交際範囲はとても広い方でした。若し参列者が来られると大変な状況になるので、訃報は近しい人だけに知らせ、家族葬でおこなう事を必ず伝えて下さいと念を押しました。参列者から問い合わせがあっても、家族だけでおこなう事を伝えて下さいと確認をしました。家族葬用の斎場を手配し、祭壇、料理を決めましたが、遺族には念のため返礼品は沢山用意し(返礼品は使用分だけの費用です)料理も追加させて下さいとお願いしました。

通夜の当日、遺族・親族20名程で始まりましたが、チラホラと参列者が来られ、それから数十分で参列者の数が増えていきました。料理屋さんに通夜振る舞いの料理を追加し、大至急持ってきて欲しいと頼みました。喪主は不安そうなお顔で参列者の焼香に挨拶しています。僧侶の読経も当初は短いとの約束でしたが、この状況では読経中に焼香は終わりません。そこで、僧侶にそっと近づき10分程読経を伸ばして欲しいと書いたメモを見せたところ快く頷いて頂けました。僧侶退場後、喪主が駆け寄り料理の心配を真っ先に聞いてきました。少し待たせましたが、全員に召し上がって頂いた事を話すとほっとした表情になりました。訃報の連絡が徹底できなかったのが原因のようです。こちらも、もう少し家族葬のデメリットを話せば良かったと後悔したのを覚えています。
葬儀後も自宅に沢山の弔問者が見え、対応に大変だったようで、中には何故報せてくれなかったのかと言われた方もいるようです。
やはり、社会的な立場や交際範囲で家族葬を避けたほうが良い場合があるようです。

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2012年12月12日 | コメント/トラックバック(0)|

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直葬の普及と寺社

直葬の普及により最も危機感を感じているのは葬儀社より寺社でしょう。
形が小さくなっても葬儀社は介在しますが、直葬の場合、僧侶が関わるケースは大変少なくなります。火葬炉の前で読経をする場合もありますが、読経の時間は数分~5,6分です。寺社との関わりが少なくなり、檀家が減少していく中で、葬儀での読経、法話で寺社や仏教との関わりを再認識してもらい、お布施により経済的に協力してもらう事で広大な寺院を維持できるのだと思われます。何より、葬儀をおこない読経を頂く事で死というものに対する向き合い方や亡くなったひとへけじめがつくのだと思います。
直葬が普及していく中で死生観が変わり、葬儀の文化が薄れていくことに危機を感じています。しかしながら、寺社でもパワースポットと云われるような場所は人が集まり、やはりお正月には初詣で寺社は賑わいます。その様に考えると葬儀は迷信ばかりだからなくても良いと考えているのとは違うかも知れません。
今後は、僧侶と葬儀社が協力し弔いの文化を守り、気軽に寺院に来てもらうにはどの様にすれば良いのか協力していく事が必要かもしれません。

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2012年12月2日 | コメント/トラックバック(0)|

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直葬の費用

直葬の費用は葬儀社、場所によって様々ですが、料金は以前に比べ下がっています。
10年程前は20万円~25万円だった料金が、現在では15万円~20万円だと思われます。
料金が下がった理由としては、葬儀における直葬の割合が増えてきたことにより、葬儀社も直葬をPRして受注しなければ厳しい状況になってきたからだと思われます。また、直葬をおこなう場合、祭壇は必要なく寝台車も外注にしてしまえば、事務所があれば葬儀社をオープン出来るので、直葬専門の葬儀社も出来た事により、競争が激化しているのも理由でしょう。
以外に思われるかもしれませんが、葬儀社を開業するのには特別な許可は必要ありません。法人登記し看板を掲げれば誰でも開業できます。数十年前には、直葬専門の葬儀社が出来るとは思いもよらない状況でした。最近では、直葬センターという看板を見ますが、何か物流の会社のようで違和感があります。直葬は、葬儀と違い特別な知識や葬具も必要ないので、今後は遺族が自分達で直葬をする形も出てくる様な気がしましたが、これ程料金が下がると自分でおこなう場合と大きな差はないので、遺族でおこなう直葬は発生しないと思われます。
いずれにしても、直葬の割合が増え呼び方も死に結びつかない様な状態では、死生観が変化し死が軽くなるようで危機を感じます。

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2012年11月25日 | コメント/トラックバック(0)|

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直葬という言葉

葬儀の中で直葬の割合はどの位あるのでしょうか?
正式なデータはありませんが、東京で15%~20%といわれています。地域によっても違いがありますが、直葬の割合は年々増えていると思われます。
直葬という言葉ができたのは、この5~7年前だと思われます。それまでは各葬儀社がそれぞれの名称で呼んでいましたが、やがて直葬に集約されたようです。
直葬と聞くと葬儀の形式のひとつだと思われますが、厳密には葬儀ではありません。病院から火葬場の安置室に行き、通夜、葬儀をする事なく荼毘に付されます。儀式的な事はしないので、本来、直葬という言葉は当てはまらないと思われます。
あえていうと、「火葬のみ」や「火葬だけ」ではないでしょうか。火葬のみというと少し雑な印象がありますが直葬と言われると葬儀の形のひとつだと思われます。直葬がこれほど増えた原因は沢山ありますが、直葬という言葉が生まれたのがひとつの原因かもしれません。
例えば、万引きという言葉は、気の迷いで物を取ったとか、若い人が調子に乗ってしてしまったというイメージがありますが、実際には窃盗です。万引きという言葉が無く、窃盗とか泥棒とかの言葉であればもう少し減るかもしれません。
直葬という言葉は既に定着しているので無くならないと思いますが残念でなりません。

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2012年11月17日 | コメント/トラックバック(0)|

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一日葬の今後

一日葬という葬儀は、葬儀社が作り出した新たな葬儀形態です。10年位前から少しずつ増え、ここ数年で一般的になってきました。
遺族からの要望として、

・参列者には来て欲しいが対応で疲れてしまいそうなのでなんとかならないか?
・金銭的に余裕が無いので少しでも費用を減らしたい。
・直葬では余りにさみしいが、通常の葬儀程盛大には送りたくないので、何か良い方法は無いのでしょうか?
・遺族の仕事が忙しいので日程を短縮できないか?

以上のような要望を実行する中で需要の多さに気づいた葬儀社が、ワンデーセレモニーとして提案する様になりました。葬儀費用の面では、通夜の参列者用の料理が無いので、その分安くなりますが、式場費、お寺へのお布施等は通常と変わりません。
葬儀の文化は、長い歴史の積み重ねの結果として現代に継承されてきたものです。仏教、神道の葬儀も通夜と告別式の儀式があって本来成立するものです。通夜の料理にも意味があり、故人の前で飲食をし、思い出話をして騒いでも起き上がらないので、本当に亡くなったと実感する為の行事という言い伝えが有り、故人の思い出話を沢山する事が供養になると云われています。葬儀文化を余りに削ると、死に対する感情が希薄になり、葬儀が非日常では無くなってきます。死には、悲しみ、畏怖、尊敬、悔恨等の感情が有り、それにけじめをつけるため葬儀文化が継承されてきたと思います。
一日葬は、現代人にマッチした状況ですが、ある程度は広まっても歯止めがかかるように思われます。葬儀社も安易に一日葬を勧めるのは考えなければいけない時期ではないでしょうか。

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2012年11月5日 | コメント/トラックバック(0)|

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一日葬の葬儀の流れ

一日葬には、決まった進行はありませんが、ここでは、通夜に遺族・親族の近しい人だけが集まり、葬儀・告別式には参列者が来られる一日葬の流れを案内いたします。
通夜の日の夕方、遺族と近しい親族が斎場に集合し順に焼香をして、故人とそれぞれゆっくりお別れをします。その後、食事をしてその日は解散になります。参列者への案内には通夜は身内だけでおこなうので、告別式への参加を案内しますが、中には通夜に来る可能性もあるので、完全に身内だけで送りたい場合は、通夜はおこなわないと通知するのが良いかも知れません。
葬儀・告別式は通常の葬儀と全く同じで、お寺の読経の中、遺族より焼香をし、弔電、お別れのお花入れ、遺族挨拶、出棺、火葬となります。
一日葬をおこなう場合、注意しなければいけない葬儀形態があります。仏教の場合、葬儀の日の読経で引導の儀、戒名授与等をおこなうので、葬儀だけでもお寺が納得してくだされば良いのですが、神道の葬儀の場合、通夜に御霊遷しの儀をおこないます。御霊遷しの儀は真っ暗な中でおこない祭壇の電気も消しますが、葬儀の日は日中なので暗く出来ません。明るい中での御霊遷しは教義としてはおかしな状況です。神道で一日葬をおこなう場合、良く検討することをお勧めします。

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2012年11月4日 | コメント/トラックバック(0)|

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