仏教葬儀の中での供養

仏式で葬儀を行う場合、どのようなものが供養になるのか考えてみたいと思います。葬儀は、故人を弔う為の儀式ですから葬儀そのものが供養となります。その中でもどういったものが供養になるのか細かく説明します。まずは、祭壇が供養になります。そして、祭壇に飾る水菓子(果物)、お菓子(落雁が多い)お花も供養になります。宗派によっては、一膳飯、枕団子、お水も備えます。一膳飯は、ご飯をてんこ盛りにし、使用していたお箸をご飯に刺します。枕団子は、上新粉を使用し、ピンポン球位の大きさのものを6個供えます。関東地方では、六地蔵に由来して6個になりますが、場所によっては、四十九日に由来した、49個になる場所もあります。
浄土真宗の教えでは、亡くなると直ぐに阿弥陀如来のところへ行かれるという教えなので、四十九日の旅が有りませんから、通常、一膳飯等は、お供えしません。仏教葬儀では、僧侶が経をあげにこられます。僧侶が読む経文こそが葬儀では最大の供養になるのです。宗派によっては、経文の中で引導を渡します。引導とは、故人を弔い戒名を与え仏弟子になるための儀式です。僧侶の前には、経机があり真ん中に香炉を置き、灯明一対、鈴を置きます。火をともすのも、線香をあげるのも供養です。俗説では、亡くなると飲食を取らなくてもよくなるのですが、香の煙は故人の栄養になるといわれています。僧侶の両脇に置く大鈴、木魚を叩くのも供養になります。僧侶には、お布施を渡しますが、これは供養ではありません。よくお布施の金額が判らなくて困るとの話を聞きますが、最近では、お願いすれば、金額を答えてくれることも多いようです。遺族、親族、会葬者が行う焼香も供養です。もちろん、香典や供花、弔電も供養の気持ちで差し上げるものです。このように、葬儀そのものが供養になるのですが、故人を忘れないことが一番の供養になるのではないでしょうか。

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2012年10月20日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:供養

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