供養の起源

供養の起源とは、すなわち葬儀の起源だと思われます。
現在世界で見付かっている、供養の跡は、イラクに在るシャニダール洞窟です。この洞窟には、6万年前のネアンデルタール人の骨が発見され、周辺には無い花粉が見付かった事から、ネアンデルタール人は死者を弔っていたのではないかと予想されています。
日本でお墓に埋葬し供養する起源は、縄文時代の甕棺墓だといわれています。縄文時代の甕棺墓は、小児用が多く、弥生時代からは、大人用のものが沢山発見され出しました。
日本古来の神道では、死者は、穢れと考えられ、もがりの中で松明を焚き死者を守ります。穢れは、汚いという意味では無く、あえて解釈すると非日常という事だと思われます。穢れの反対語は、清めですが、清めもきれいにする事ではなく、日常に戻すという意味です。古代の出産も穢れ(非日常)と考えられた為、もがりの中での出産になったようです。松明を焚き死者を守るのは、獣から守る為だと考えられています。もがりの中で清められた後土葬されます。葬儀で目にする樒の葉は土葬の名残で、樒には、毒素が有り獣は樒の匂いを嫌がるので埋葬場所に埋めたようです。葬儀のときに使用する清め塩は、古来、穢れを祓うのに海で清めていた事の名残で、塩を清めに用いたとする説も有ります。火葬場に向かうとき、行きと帰りの道を別にする事が有ります。この風習は、仏教とは、関係ありません。帰りの道を変える事により悪霊がついてこない様にする為です。同様の理由で、自宅から出棺するとき裏口から出棺する風習も一部では残っています。
現在の葬儀でも、大昔の供養の名残が沢山残っています。煩わしいようですが、供養という行為が、文化の伝承と考えてはいかがでしょうか。

関連記事はありません

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

2012年3月26日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:供養

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

*

このページの先頭へ

イメージ画像