一日葬の今後

一日葬という葬儀は、葬儀社が作り出した新たな葬儀形態です。10年位前から少しずつ増え、ここ数年で一般的になってきました。
遺族からの要望として、

・参列者には来て欲しいが対応で疲れてしまいそうなのでなんとかならないか?
・金銭的に余裕が無いので少しでも費用を減らしたい。
・直葬では余りにさみしいが、通常の葬儀程盛大には送りたくないので、何か良い方法は無いのでしょうか?
・遺族の仕事が忙しいので日程を短縮できないか?

以上のような要望を実行する中で需要の多さに気づいた葬儀社が、ワンデーセレモニーとして提案する様になりました。葬儀費用の面では、通夜の参列者用の料理が無いので、その分安くなりますが、式場費、お寺へのお布施等は通常と変わりません。
葬儀の文化は、長い歴史の積み重ねの結果として現代に継承されてきたものです。仏教、神道の葬儀も通夜と告別式の儀式があって本来成立するものです。通夜の料理にも意味があり、故人の前で飲食をし、思い出話をして騒いでも起き上がらないので、本当に亡くなったと実感する為の行事という言い伝えが有り、故人の思い出話を沢山する事が供養になると云われています。葬儀文化を余りに削ると、死に対する感情が希薄になり、葬儀が非日常では無くなってきます。死には、悲しみ、畏怖、尊敬、悔恨等の感情が有り、それにけじめをつけるため葬儀文化が継承されてきたと思います。
一日葬は、現代人にマッチした状況ですが、ある程度は広まっても歯止めがかかるように思われます。葬儀社も安易に一日葬を勧めるのは考えなければいけない時期ではないでしょうか。

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2012年11月5日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:葬儀・葬式

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