神葬祭の祭壇

神葬祭で利用する祭壇は、仏式葬儀とは大きく違います。白木の祭壇の一番上に神輿を置き、その前に鏡(御神体、八咫の鏡)を置き、祭壇の両脇に大榊を一対置きます。大榊には、五色旗を掛け、片側に剣(草薙の剣)、反対側に勾玉(八尺瓊勾玉)この3つを三種の神器といい、天皇陛下がお守りしている神器のレプリカです。三種の神器には、それぞれいいつたえがあり、神が宿る依り代とされています。八咫の鏡と八尺瓊勾玉は、天照大神の天の岩戸に隠れた説話から生まれたものです。草薙の剣は、別名、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)といい、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したときに尻尾から出てきた剣です。五色旗は、緑、赤、黄、白、紫の色で、中国の陰陽五行からきたもので、森羅万象と方位をあらわしたものです。

仏教の位牌に代わる霊璽と遺影写真を置き、お供物を並べます。お供物の事を神饌といい、正面に酒、米、水、塩を置き、水は毎日交換します。他の神饌としては、幣帛、玉子、鏡餅、菓子、魚、水菓子(果物)、野菜、乾物等です。神饌は、三方の上に半紙を引きその上に載せます。神饌や榊を置く台を案といい、案の下には真菰(まこも)を敷きます。
天井からは、水引幕を取り付け、紙垂としめ縄を取り付けます。水引はあの世とこの世の境を表したものとも、神聖な場所を区切る境ともいわれています。
お柩は、本来、祭壇の後ろに安置しますが、最近では、神職の許可の下、祭壇前に安置する事も多いようです。
神葬祭は、明治時代の政府による廃仏毀釈運動により見直され、以後、一般にも広がってきた葬儀の形態です。

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2012年11月2日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:葬儀・葬式

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