相続の流れ

相続は、人の死亡により始まりますが、相続の流れ(手続)の概略を順に説明すると、次のようになります。

まず、相続の手続を進める前段として、市役所、金融機関、電気や水道などの公共サービス機関、クレジットカード会社など、故人と取引等のあった先に、死亡を連絡し、届を出します。これにより、相続手続に必要な届出書類を入手できますし、また、何者かによる本人死亡後の不正な入出金や利用を防ぐこともできます。

次に、相続人が誰であるかを調べて確定する必要があります。自明である場合も多いとは思いますが、いずれ名義変更などの手続をするには、必ず故人の戸籍を出生からたどって相続人を確定する必要がありますので、早い時期に戸籍を取り寄せるに越したことはありません。

これと並行して、遺言の有無を調べます。遺言の有無により、その後の手続の内容・方法が大きく変わりますので、親族で遺言を預かっている者はいないか、故人の机の中などに遺言が遺されていないか、調べます。公正証書遺言の有無は、公証役場で調べることができます。

また、財産目録の作成も必要です。これは、相続を承認するか、放棄するかを決める資料でもあり、相続を承認した場合の遺産分割協議に利用する資料でもあります。負債の有無は、金融機関の通帳の入出金を確認したり、信用情報機関に照会したりするなどの方法で、ある程度調べることができます。

以上の段階を経て、相続財産があり、かつ遺言がない場合に、相続を承認した相続人が集まり、どの遺産を誰のものにするか、遺産分割の協議を行います。協議がトラブルなくまとまった場合に、合意内容を記載した遺産分割協議書を作成します。

そして、合意した内容に沿って、関係機関で遺産の名義変更の手続を行います。多くの手続きには、相続関係を証明する戸籍や相続人の印鑑証明書が必要となります。

以上の手続と平行して、必要であれば、税務署に準確定申告や相続税の申告をします。準確定申告は死亡後4か月以内、相続税の申告は死亡後10か月以内にする必要があります。

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2017年6月6日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:相続

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