相続放棄

自分の親が他界した時など、権利や財産だけでなく義務や負債もあわせて引き継ぐのが相続です。
権利と財産から義務と権利を差し引いた部分がプラスであれば相続を承認すれば良いのですが、残念ながらマイナスであった場合やマイナスである可能性が高い場合にはどうすればよいのでしょうか。
こういった場合には、相続放棄を申し立てることができます。
(相続放棄をするためには、被相続人の最後の住所地を管理する家庭裁判所に申し出る必要があります。届出が可能な期間や具体的な方法については、法テラスなどにご相談ください。)

相続放棄を申し立てた相続人は、その相続に関して、最初から相続人でははなかったという扱いになりますので、なにも相続しません。つまり、財産はもらわないけれど借金も引き継がない、ということです。
小説などで債務の承継を避けるために相続を放棄した、というようなケースを読んだことがある方もいらっしゃると思います。
そんなわけで、相続放棄という言葉には、少しネガティブなイメージがつきまといます。
ですが、相続放棄が申し立てられる理由はそれだけではありません。
一部の相続人に財産を纏めて相続させた時などに、他の相続人が相続放棄の申し立てをする場合があります。
例えば、故人を看取ってくれた肉親やこれからお墓の世話をしてくれる肉親に故人の遺した財産を贈りたい、多めに受け取って欲しい、といったような場合です。
負の遺産を避ける為ではなく、言ってみれば、「いままでありがとう。これからもよろしくね。」の気持ちをこめての相続放棄です。こんな相続放棄であれば、きっと泉下の故人も喜んでくれるでしょう。
故人のご供養にも繋がるのではないかと思います。

「相続」というと言葉は固いですが、肉親がいれば誰しも一度は出会う場面です。
その時、自分はどうしたいのか、どうするべきか。
一度、考えてみては如何でしょうか。

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2012年1月6日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:相続

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